オフィス業務AI効率化 所要時間 約5分

PDF・長文資料を5分で要約する方法【ChatGPT】

長文資料やPDFを読み込み、要点、決定事項、次のアクションを整理する要約ワークフローを学びます。

このレッスンで学ぶこと
  • 長文資料の要点を抽出できる
  • 用途別に要約形式を変えられる
  • 重要な抜け漏れを確認できる
使用ツール
ChatGPTClaude
概要

長い資料やPDFに目を通すのは、時間のかかる仕事です。ChatGPTを使えば、資料を読み込ませて要点だけを数分で取り出せます。全部を読む前に「何が書いてあるか」をつかめるので、そのあとの作業がぐっと楽になります。

このレッスンのコツは、「誰に、何のために出す要約か」を先に決めることです。上司への一報、会議前の共有、稟議の添付では、必要な細かさが変わります。用途に合った形で要約させれば、そのまま仕事に使えます。

PDFはChatGPTに直接アップロードできます(無料版でも読み込めますが、1日の回数に制限があります)。制限に当たったら、本文をコピーして貼り付けるのが確実です。

実践ステップ
01

「誰に・何のために」を先に決める

同じ資料でも、用途によって必要な要約は変わります。上司への3行速報なのか、会議用の意思決定サマリーなのかを先に決めます。これを決めるだけで、AIの要約が「そのまま使える形」になります。

02

資料を読み込ませる(PDFかコピペ)

PDFはクリップのアイコンからアップロードできます。無料版でも可能ですが、1日の回数に上限があります。制限に当たったときや、うまく読み込めないときは、本文をコピーして貼り付けます(社外秘の資料は、固有名詞を伏せてから渡します)。

03

出力の形を指定する

「目的・現状の課題・提案・数字・判断してほしい点」のように項目を決めて要約させます。「3行で」「表で」なども有効です。形を指定するほど、そのまま転送できる要約になります。

04

「盛り」を見抜く

AIは、ときに原文にない情報を足してしまうことがあります。「原文にない情報は足さないで。書かれていない項目は『記載なし』として」と指示し、数字や固有名詞は元の資料と照らし合わせます。

そのまま使えるプロンプト

【 】の部分を自分の業務内容に置き換えて、そのまま貼り付けて使えます。

01 意思決定用のサマリーにまとめる

使う場面:上司や会議に、判断材料として出したいとき

プロンプト
アップロードしたPDF(または以下に貼るテキスト)を、意思決定者向けに要約してください。

# 出力フォーマット
1. 目的(この資料は何のためのものか):1行
2. 現状・課題:箇条書き3点
3. 提案・結論:箇条書き3点
4. 費用・期限などの数字:あれば列挙、なければ「記載なし」
5. ご判断いただきたい点:1〜2行

# ルール
- 原文にない情報は足さない。不明な項目は「記載なし」と書く
- 各項目は100〜150文字程度

【テキスト】
(記入例:PDFをアップロードするか、ここに本文を貼り付ける)

02 長い資料を分割して統合する

使う場面:資料が長すぎて、一度に読み込めないとき

プロンプト
これから長い資料を、数回に分けて貼ります。

1回目:以下は資料の第1部分です。要点を箇条書きで整理してください。まだ要約は確定しないでください。あとで全体を統合します。
(ここに第1部分を貼る)

── 最後のメッセージで ──
これまで整理した各部分の要点をもとに、全体を500文字程度で要約し、最後に「重要ポイント3つ」を箇条書きで付けてください。

03 社内チャット用の「3行速報」にする

使う場面:資料の要点を、すばやく社内に共有したいとき

プロンプト
次の資料を、社内チャットにそのまま貼れる「3行要約」にしてください。

# 条件
- 1行目=結論(で、何が決まった・何がわかったか)
- 2行目=背景や理由
- 3行目=次にすべきこと(誰が・いつ)
- 絵文字や記号(** や #)は使わない。です・ますで書く

【資料テキスト】
(記入例:ここに資料の本文を貼り付ける)
出力例(3行速報)
・結論:新しい研修制度は来期から適用。対象は正社員のみです。
・背景:人手不足への対応として、研修の時間を勤務扱いにします。
・次にすること:詳細は人事部が今月中に社内通知します。

「で、結局どうなった?」がひと目で分かる形です。社内チャットやメールにそのまま貼れます。数字や日付は、元の資料と必ず照らし合わせてください。

よくある失敗と直し方
01

一度に全文を貼って、途中で切れる

非常に長い資料は分割して渡し、最後に統合させます。「まだ確定しないで、あとで全体をまとめて」と伝えるのがコツです。

02

要約をそのまま信じる

AIは原文にないことを足すことがあります。数字・固有名詞・結論は元資料で確認します。「書かれていない項目は『記載なし』と書いて」と指示すると、盛りを防げます。

03

社外秘のPDFを、そのままアップロードする

顧客情報や社外秘は伏せてから渡すか、会社のルールを確認します。要約するのに、実名や実額は必要ありません。

確認チェックリスト
  • 「誰に・何のために」出す要約かを決めた
  • 数字・固有名詞・結論を、元の資料で確認した
  • 原文にない情報が足されていない(「記載なし」を確認)
  • 社外秘・顧客情報を伏せた、または会社のルールを確認した
  • 用途に合った形式(3行/意思決定用など)になっている
演習

サンプル資料を使い、役員向け・チーム向けの2種類の要約を作ります。

提出物の例: AIに入力した指示文、AIの出力、あなたが修正した最終版、確認したポイントを1つのメモにまとめます。
よくある質問
Q

無料版でもPDFの要約は使えますか?

はい、使えます。PDFのアップロードも無料版で可能ですが、1日の回数に制限があります。制限に当たったら、本文をコピーして貼り付ければ、問題なく要約できます。

Q

要約した内容を、そのままレポートに使っても大丈夫ですか?

数字と固有名詞を元資料で確認してから使います。AIの要約は下書きです。とくに社外に出す資料は、原文と照らし合わせるひと手間をかけましょう。

Q

表やグラフのある資料も要約できますか?

文字として読み取れる表は要約できますが、画像のグラフや複雑な表は苦手です。不安なときは「この表から読み取れた数字を挙げて」と確認させると安全です。

次の一歩

次に長い資料を受け取ったら、まず「誰に、何のために要約するか」を一言決めてから、AIに渡してみましょう。おすすめは、上司にそのまま出せる「意思決定サマリー」の型を、自分のメモに保存しておくことです。読み込みの制限に当たったら、あわてず本文をコピペすれば大丈夫です。

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