営業・顧客対応AI活用 所要時間 約5分

問い合わせ返信を半分の時間に:AIで返信文とFAQを量産する

顧客問い合わせに対して、正確で丁寧な返信文を作り、よくある質問の回答テンプレートに変換します。

このレッスンで学ぶこと
  • 問い合わせ返信の速度を上げる
  • トーンを統一できる
  • FAQテンプレートを作れる
使用ツール
ChatGPT
概要

顧客からの問い合わせ対応は、1件1件は短くても、数が多いとまとまった時間になります。しかも、似た質問に毎回ゼロから書いていることも少なくありません。ChatGPTを使えば、返信の下書きと、繰り返し使えるFAQを一度に用意できます。

このレッスンで目指すのは2つです。①1件の返信を、速く丁寧に書く ②よくある質問はテンプレ(FAQ)にして使い回す。これで、対応にかかる時間を大きく減らせます。

大事なルールが1つ。顧客の名前や注文番号などの個人情報は入力しません。返信は【お客様名】【注文番号】のプレースホルダで作り、送る前に自分で差し込みます。

実践ステップ
01

問い合わせ内容だけを渡す

顧客名・メールアドレス・注文番号などの個人情報は入力せず、問い合わせの「用件」だけを貼ります。返信は【お客様名】のプレースホルダで作らせ、送信前に差し込みます。

02

トーンと結論の位置を指定する

丁寧で分かりやすく、結論から」と指定します。お客様は早く答えを知りたいので、「まず結論(できる/できない・いつ)→ 理由・手順 → お詫びや案内」の順にすると、伝わりやすくなります。

03

わからないことは、無理に答えさせない

AIは知らないことも、それらしく答えてしまいます。「社内で確認が必要な内容は、断定せず『確認して折り返す』と書いて」と指示します。誤った案内は、クレームのもとになります。

04

よくある質問はFAQテンプレにする

一度書いた返信は、使い捨てにしません。「この返信を、他のお客様にも使えるFAQテンプレにして」と頼み、【お客様名】などを空欄にして保存します。次からは、それを直して使えば数分で返せます。

そのまま使えるプロンプト

【 】の部分を自分の業務内容に置き換えて、そのまま貼り付けて使えます。

01 問い合わせに、結論から返信する

使う場面:お客様の問い合わせに、丁寧で分かりやすい返信を書きたいとき

プロンプト
あなたはカスタマーサポートの返信が得意なアシスタントです。
以下の問い合わせへの返信を作成してください。お客様名は【お客様名】のプレースホルダのままにしてください。

# 条件
- 「結論(できる/できない・いつ)→ 理由・手順 → 案内やお詫び」の順
- 丁寧で、専門用語を避けた分かりやすい言葉
- 社内で確認が必要な内容は、断定せず「確認のうえ折り返す」と書く

【問い合わせ内容】
(記入例:注文した商品がまだ届かない。いつ届くか知りたい。※個人情報は入れない)

02 返信を、使い回せるFAQテンプレにする

使う場面:よくある質問を、テンプレートとして保存したいとき

プロンプト
次の返信文を、他のお客様にも使えるFAQテンプレートに整えてください。

# 条件
- お客様名・注文番号・日付などは【お客様名】【注文番号】のように空欄にする
- 想定される追加の質問があれば、その返信例も2つ添える

【返信文】
(記入例:前のカードで作った返信を貼り付ける)

03 きつい印象をやわらげる

使う場面:お断りやお詫びの返信を、やわらかくしたいとき

プロンプト
次の返信は、少しそっけない(またはきつい)印象です。
お客様に配慮した、やわらかく丁寧な言い方に書き直してください。

# 条件
- クッション言葉(恐れ入りますが/あいにく/ご不便をおかけし)を使う
- ただし、事実(できる/できない)は曖昧にしない
- 最後は、次にどうすればよいかを案内して締める

【返信文】
(記入例:ここに返信を貼り付ける)
出力例(結論から返信)
【お客様名】様

お問い合わせいただき、ありがとうございます。
ご注文の商品は、●月●日に発送済みで、明日中にお届けの予定です。

配送状況は、以下の追跡番号からご確認いただけます。
・追跡番号:【追跡番号】

到着まで、今しばらくお待ちください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

「いつ届くか」という結論が最初に来ているので、お客様がひと目で分かります。名前や追跡番号は、送る前に実際のものへ差し替えます。

よくある失敗と直し方
01

AIの案内を、そのまま送る

AIは知らないことも、それらしく答えます。日付・在庫・料金など、事実に関わる部分は必ず自分で確認します。わからないことは「確認して折り返す」にします。

02

顧客名や注文番号を、そのまま入力する

個人情報はプレースホルダのまま作り、送信前に差し込みます。お客様の情報をAIに渡さない習慣をつけます。

03

毎回、ゼロから書く

よくある質問はFAQテンプレにして使い回します。一度作れば、次からは数分で返せます。

確認チェックリスト
  • 顧客名・注文番号などの個人情報を入力していない
  • 結論が最初に来ている(いつ・できる/できない)
  • 事実(日付・在庫・料金)を自分で確認した
  • わからないことは「確認して折り返す」にした
  • よくある質問はFAQテンプレに残した
演習

3つの問い合わせ例に対して、返信文とFAQ文を作成します。

提出物の例: AIに入力した指示文、AIの出力、あなたが修正した最終版、確認したポイントを1つのメモにまとめます。
よくある質問
Q

AIの返信を、そのままお客様に送っても大丈夫ですか?

事実の部分を確認してから送ります。日付・在庫・料金などは、AIが誤ることがあります。文面の丁寧さはAIに任せ、内容の正しさは人が確認します。

Q

お客様の名前や注文番号を、入力してもいいですか?

入れないのが基本です。【お客様名】【注文番号】のプレースホルダで作り、送信前に差し込みます。個人情報をAIに渡さずに済みます。

Q

テンプレばかりだと、冷たい印象になりませんか?

テンプレは土台として使い、お客様の状況に合わせて一言添えると温かくなります。「お待たせして申し訳ございません」など、その場に合う一文を足すのがコツです。

次の一歩

まずはよくある問い合わせを1つ選び、返信とFAQテンプレをセットで作らせてみましょう。テンプレがたまるほど、対応はどんどん速くなります。送る前の「事実確認」と「名前の差し込み」だけは、必ず自分でおこないます。

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