AIリサーチ仕事術 所要時間 約5分

長い記事・PDFを5行に:上司にそのまま出せる要約の作り方

長文記事やPDFの要点、数字、結論、注意点を抽出し、短時間で読める業務メモに変換します。

このレッスンで学ぶこと
  • 長文資料の要点を抽出できる
  • 重要な数字と根拠を分けられる
  • 読者別に要約の粒度を変えられる
使用ツール
ClaudeChatGPT
概要

記事やレポートを調べても、読んだだけでは仕事に使えません。要点を短くまとめ、人に共有できる形にして、はじめて「調べた成果」になります。ChatGPTを使えば、長い記事を数分で5行にまとめられます。

コツは2つ。「読み手」に合わせることと、「出典を残す」ことです。上司への共有なら結論から書き、あとで見返せるよう「どの記事のどこか」を残します。

注意点。要約でもAIは原文にない話を足すことがあります。「原文にないことは書かないで」と伝え、数字や固有名詞は元の記事と照らし合わせます。

実践ステップ
01

記事の本文と出典を渡す

URLだけでなく、記事の本文をコピーして貼り付けます(そのほうが正確です)。あわせて「出典:媒体名・日付」をメモしておくと、あとで共有するときに信頼される要約になります。

02

5行の型で要約させる

「①結論 ②根拠 ③重要な数字 ④自分たちへの意味 ⑤出典」の5行で出させます。とくに④「で、これが自分たちにどう関係するか」を入れると、ただの要約が「使える情報」に変わります。

03

読み手に合わせる

同じ記事でも、上司への一報なら結論だけ、チーム共有なら背景も、と粒度を変えます。「上司に口頭で報告する想定で」と伝えると、話し言葉に近い要約になります。

04

原文と照らして確認する

要約に出てきた数字・固有名詞・結論を、元の記事と照らします。「原文にない情報は足さないで」と指示しても、念のため重要な部分は自分の目で確認します。

そのまま使えるプロンプト

【 】の部分を自分の業務内容に置き換えて、そのまま貼り付けて使えます。

01 記事を「5行の型」でまとめる

使う場面:調べた記事を、人に共有できる形にしたいとき

プロンプト
以下の記事を、次の5行でまとめてください。原文にない情報は足さず、書かれていない項目は「記載なし」としてください。

# 5行の型
①結論(この記事の要点を一言)
②根拠(そう言える理由)
③重要な数字(あれば。なければ「記載なし」)
④自分たちへの意味(で、どう関係するか)
⑤出典(媒体名・日付)

【記事本文】
(記入例:ここに記事の本文を貼り付ける。出典:媒体名・日付も添える)

02 複数の記事を、1枚の知識ノートにまとめる

使う場面:同じテーマで数本読んだ内容を、整理して残したいとき

プロンプト
以下の複数の記事を読み、テーマごとに要点を整理した「知識ノート」を作ってください。

# 条件
- 各要点に出典(媒体名・日付)を付ける
- 複数記事で一致する点と、食い違う点を分ける
- 原文にない情報は足さない

【記事(複数)】
(記入例:記事を区切って貼り付ける)

03 上司への口頭報告用に整える

使う場面:調べた内容を、上司にその場で報告したいとき

プロンプト
次の要約を、上司に口頭で報告する想定で、30秒で話せる形に整えてください。
「結論 → なぜ重要か → 提案(次にどうするか)」の順で、話し言葉に近い自然な敬語にしてください。

【要約】
(記入例:前のカードの出力を貼り付ける)
出力例(5行要約)
①結論:国内のAI導入は、大企業から中小企業へ広がりつつある。
②根拠:導入支援の補助制度が拡充され、事例が増えている。
③数字:中小企業の導入率は前年から上昇(具体値は【要確認】)。
④自分たちへの意味:今のうちに社内で試すと、競合に先行できる。
⑤出典:〇〇新聞・2026年6月

④の「自分たちへの意味」があるだけで、ただの記事要約が「動くための情報」に変わります。③の数字は【要確認】として、元記事で確かめてから共有します。

よくある失敗と直し方
01

要約に「自分たちへの意味」がない

事実を並べるだけでは、読み手が動けません。「で、どう関係するか」の一行を必ず入れると、要約が価値を持ちます。

02

出典を残さずに共有する

出典のない要約は信じてもらえません。媒体名と日付を残し、あとで元記事に戻れるようにします。

03

AIの要約をそのまま信じる

AIは原文にない話を足すことがあります。数字・固有名詞・結論は、元記事と照らしてから使います。

確認チェックリスト
  • 記事の本文と出典(媒体・日付)を渡した
  • 結論から始まる要約になっている
  • 「自分たちへの意味」の一行が入っている
  • 数字・固有名詞を元記事と照らした
  • 読み手に合わせて粒度を変えた
演習

公開記事またはサンプル資料を使い、上司向けの5行要約を作成します。

提出物の例: AIに入力した指示文、AIの出力、あなたが修正した最終版、確認したポイントを1つのメモにまとめます。
よくある質問
Q

このレッスンは、資料の要約レッスンと何が違いますか?

こちらは調べた記事や情報源を「共有できる知識」に変えることに重点を置きます。出典を残し、「自分たちへの意味」を足すのが特徴です。社内資料そのものの要約は、オフィス業務のレッスンで扱います。

Q

英語の記事も日本語でまとめられますか?

はい。「日本語で要約して」と指定すれば、英語の記事も日本語の5行にまとめられます。固有名詞や数字は、念のため原文で確認します。

Q

URLを貼るだけでも要約できますか?

Web閲覧が使えるAIならある程度は可能ですが、本文を貼るほうが確実です。読み込みに失敗したり、古いキャッシュを見ることもあるためです。

次の一歩

次に記事を調べたら、本文を貼って「結論・根拠・数字・自分たちへの意味・出典の5行にして」と頼んでみましょう。「自分たちへの意味」と「出典」を欠かさないのが、信頼される要約のコツです。集めた要約は、次のレッスンで1ページの調査メモにまとめます。

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