ChatGPTで画像生成——商用利用OKのプロンプト集

ブログ画像、SNS投稿、資料の挿絵、商品モック、ロゴの叩き台。業務で使える6シーンのプロンプトと、商用利用・著作権の判断基準を一気に学ぶ。

初心者向け ChatGPT対応
📋 6プロンプト
約20分
📊 初心者
💴 無料

学べること

ChatGPTで画像を生成する基本手順と料金プラン別の生成枠の違い
商用利用の可否と、著作権侵害を避けるための判断基準
ブログ・SNS・資料に使える業務別プロンプトの型
写真・イラスト・図解・ロゴの使い分けとスタイル指定のコツ
生成後に微調整を出す追加指示(画角・照明・構図・文字)の書き方
ジブリ風・実在人物・他社ロゴなど避けるべき指示の具体例
社内資料や顧客データをアップロードする際のセキュリティ判断
Midjourney・Stable Diffusionとの使い分けの考え方

コースについて

ChatGPTの画像生成は、2025年3月のモデル刷新以降、業務で実用的に使える水準に達した。日本語の指示への理解が上がり、文字入りの画像もほぼ崩れずに出るようになった。ブログのアイキャッチ、SNSバナー、社内資料の挿絵、商品パッケージの叩き台——外注していた作業の多くを、数分で一次案まで持っていける。

このコースでは、業務で発生する6つの典型シーンにプロンプトを用意した。ロゴ、アイキャッチ、SNS、資料、商品モック、図解の6つをカバーすれば、マーケティング・営業・企画・広報のほとんどの画像ニーズに対応できる。プロンプトは「目的・媒体・スタイル・禁止事項」の4点を書けば、品質は安定する。長く複雑な呪文は要らない。

一方で、生成画像には限界もある。OpenAIの規約上、生成物の権利はユーザーに渡るが、それは著作権侵害や商標侵害の責任まで免除されるという意味ではない。ジブリ風、ディズニー風、実在の人物、他社ロゴ——これらを含む指示は、外部公開する瞬間にリスクに変わる。プロンプト設計だけでなく、使ってよいものと使ってはいけないものの線引きも本コースで扱う。プロンプトの基礎は別コースの「AIプロンプトの作り方」で、料金プランの詳細は「ChatGPTの料金プラン完全比較」で補える。

まずは自分が今週作る予定の画像を1枚、ChatGPTに頼んでみてほしい。外注見積もりを取る前に試すだけで、社内の制作フローが一段速くなる。

必要なもの

  • ChatGPTアカウント(無料版でも1日数枚までは生成可能、業務利用ならPlus以上を推奨)
  • 作りたい画像の用途が決まっていること(アイキャッチ/SNS/資料挿絵など)
  • サイズ・比率の指定(例:1200×630、正方形、縦長)と使う媒体のトーン
📸

スクリーンショット:ChatGPTのチャット画面で画像生成プロンプトを送信した直後の状態(入力欄と生成中の表示、1440×900推奨)

シーン別プロンプト

① ブログ記事のアイキャッチ

使う場面:SEO記事や社内ブログのアイキャッチ画像を、横長で素早く作りたいとき。

プロンプト
あなたはBtoB企業のコンテンツマーケティング担当者です。

以下のブログ記事のアイキャッチ画像を生成してください。

出力条件:
- サイズ:1200×630ピクセル(OGP対応の横長比率)
- スタイル:フラットイラスト、清潔感のあるビジネス寄り
- 色調:【メインカラー】を基調に、補色を1色だけ入れる
- 画面内の文字:なし(後から自社でタイポを乗せる前提)
- 人物を描く場合は、特定の国籍・性別・年齢が限定されない抽象的な表現で

避けてほしいこと:
- ストックフォト風の握手写真、笑顔の会議室写真などの定番構図
- 有名アニメ・漫画・ゲームを想起させるキャラクター
- 実在の企業ロゴや商品名

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記事タイトル:【記事のタイトルをそのまま貼る】
記事の要約:【3行以内で要約】
メインカラー:【例:ネイビー / #1054eb】

(記入例)
記事タイトル:「BtoB SaaSの解約率を下げる5つのオンボーディング施策」
記事の要約:SaaSの解約率は初月の体験で決まる。本記事ではメール、チュートリアル、カスタマーサクセス面談の設計を5ステップで解説する。
メインカラー:ネイビー #1054eb

② SNS投稿画像(Instagram・LinkedIn)

使う場面:告知投稿や採用告知など、SNSに載せる画像を媒体の比率に合わせて作りたいとき。

プロンプト
あなたはSNS運用担当者です。

以下の投稿内容に合う、【媒体】向けの画像を生成してください。

出力条件:
- サイズ・比率:【媒体】の標準比率(Instagram投稿=1:1、Instagramストーリー=9:16、LinkedIn=1.91:1)
- 画像の主役を1つに絞る(情報を詰め込まない)
- テキストを入れる場合は、英数字または短い日本語フレーズのみ
- フォントの指定:【明朝/ゴシック/手書き風など】
- 背景と主役のコントラストを強く

条件:
- 自社ブランドの雰囲気:【落ち着いた/元気な/テック感/高級感 など】
- 避けること:競合他社と紛らわしい配色、過度な装飾

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媒体:【Instagram投稿 / ストーリー / LinkedIn / X など】
投稿の目的:【例:セミナー告知 / 新機能リリース / 採用募集】
伝えたいメッセージ:【1行で】
入れたい文字(任意):【10文字以内、なければ「なし」】

(記入例)
媒体:LinkedIn
投稿の目的:ウェビナー告知
伝えたいメッセージ:AIで営業資料を10分で作る方法
入れたい文字:「AI × 営業」

③ 営業資料・プレゼンスライドの挿絵

使う場面:提案書やピッチ資料の中に入れる、概念を説明するための挿絵が欲しいとき。

プロンプト
あなたは法人向けの営業資料を作るデザイナーです。

以下の概念を説明するためのスライド用挿絵を1枚生成してください。

出力条件:
- サイズ:16:9の横長(スライド挿入用)
- スタイル:線画またはフラットイラスト、装飾は最小限
- 使用色は3色まで(メイン・アクセント・背景の中立色)
- 背景は白または極薄グレー(スライドに貼った際に浮かないように)
- 画面内の文字は入れない(キャプションは資料側で入れる)

条件:
- 抽象概念はメタファーで表現する(例:「データ統合」→複数の川が一つの湖に流れ込む)
- 写実的すぎず、プレゼン資料に馴染むトーンで
- 対象読者は【経営層/現場担当/エンジニア など】

---
説明したい概念:【1〜2文で】
使う場面:【提案書のP◯ / ピッチ資料の最後 など】
対象読者:【誰向けか】

(記入例)
説明したい概念:分散している顧客データを統合して、一元管理する
使う場面:新サービス提案書のP5(課題提起の直後)
対象読者:情報システム部門の部長クラス

④ 商品モックアップ・パッケージ案

使う場面:新商品や新サービスの見た目を検討するための、叩き台としてのモックが欲しいとき。

プロンプト
あなたはプロダクトデザイナーです。

以下の商品のモックアップ画像を生成してください。これは社内検討用の叩き台であり、最終デザインではありません。

出力条件:
- 画像内に商品を正面から1点だけ配置
- 背景は無地(白または薄グレー)のスタジオ撮影風
- 照明は柔らかく均一、影は最小限
- 商品サイズ感がわかるように全体を収める
- ブランド名を入れる場合は架空のロゴ位置のみ示す(仮の文字でOK)

条件:
- 競合商品と類似しすぎないオリジナルな形状
- 現実的に製造可能な範囲のデザイン(非現実的な装飾は避ける)
- 実在ブランドの模倣は厳禁

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商品カテゴリ:【食品 / 日用品 / ガジェット / 化粧品 など】
商品の特徴:【3つまで、箇条書き】
ターゲット顧客:【性別・年代・ライフスタイル】
ブランドの印象:【ナチュラル/ラグジュアリー/テック/和風 など】

(記入例)
商品カテゴリ:コーヒー豆(200gパッケージ)
商品の特徴:国産焙煎、浅煎り、化学処理なし
ターゲット顧客:30〜40代の在宅ワーカー、コーヒーにこだわりあり
ブランドの印象:ナチュラル、ミニマル、和の要素を少し

⑤ ロゴ・アイコンの叩き台

使う場面:サービス名が決まった段階で、ロゴの方向性を複数案で検討したいとき。

プロンプト
あなたはブランドデザイナーです。

以下のサービス用ロゴの案を3パターン生成してください。最終納品ではなく、方向性検討のための叩き台です。

出力条件:
- 1枚の画像に3案を横並びで配置
- それぞれシンボル+社名のロックアップ形式
- 背景は白、配色は2色以内
- ベクターで書き起こしやすいシンプルなシンボル
- 各案の下に【案A/案B/案C】のラベルのみ

条件:
- 既存の有名ブランド(例:Apple、Nike、Google)を想起させないこと
- サービスの特徴が一目で伝わるメタファーを選ぶ
- 抽象的すぎて意味不明にならないバランス

---
サービス名:【そのまま貼る、架空でもOK】
サービスの内容:【1文で】
業種:【SaaS / 飲食 / 小売 / 医療 など】
ブランドに持たせたい印象:【信頼/先進/親しみ/高級 など、2つまで】

(記入例)
サービス名:nihonAI
サービスの内容:日本のビジネスパーソン向けのAI活用学習サービス
業種:Edtech / BtoB SaaS
ブランドに持たせたい印象:信頼、親しみ

⑥ 社内資料の図解・フロー図

使う場面:業務フロー、組織図、システム構成図など、文章では伝わりにくい関係を図にしたいとき。

プロンプト
あなたは情報整理が得意なビジネスデザイナーです。

以下の内容を、スライドや社内資料に挿入できる図解として生成してください。

出力条件:
- 横長16:9、またはA4縦長どちらかを指定【どちらか選ぶ】
- ボックスと矢印で構成されたシンプルなフロー図
- 使用色は2色まで(本線は濃色、補助は淡色)
- 画面内に日本語ラベルを入れる(各ボックス10文字以内)
- 背景は白、装飾は最小限

条件:
- 関係性が直感的にわかる配置(左→右または上→下の流れ)
- 情報を詰め込みすぎない(要素は7つまで)
- 手描き風やポップすぎるスタイルは避ける(ビジネス資料前提)

---
図のテーマ:【例:受注から納品までのフロー / 部門間の連携図】
登場する要素:【箇条書きで5〜7つ、各10文字以内】
要素間の関係:【矢印の向きや流れを1〜2文で説明】

(記入例)
図のテーマ:AI導入の社内検討フロー
登場する要素:現場課題ヒアリング / ツール比較 / PoC実施 / 稟議書作成 / 全社展開 / 研修 / 運用開始
要素間の関係:左から右に一方向で進む。PoC実施と稟議書作成の間でNG時は「ツール比較」に戻る分岐あり。
📸

スクリーンショット:生成された画像に対して「もう少し青を強く、人物を削除してほしい」と会話で追加指示している画面(会話の流れがわかる1440×900)

料金プラン別の画像生成枠

ChatGPTの画像生成は、どのプランでも使える。ただし生成可能な枚数・速度・モデルの使い分けは料金によって差がつく。業務で毎日使うなら、無料版は現実的ではない。

無料プランは1日あたり数枚までに制限され、混雑時には生成が断られる。Plus(月額20ドル前後)に上げると、1日あたり数十枚レベルまで使え、優先アクセスがつく。Team・Business・Enterpriseは生成枠がさらに広く、企業でのガバナンス機能(監査ログ、データ学習への不使用保証)が付く。社内利用なら最低でもPlus、チームで使うならBusiness以上が実用的な基準線だ。

プラン別の細かい違い、稟議書の書き方、法人契約のROI試算は「ChatGPTの料金プラン完全比較」で詳しく扱っている。個人で試すか、法人導入を検討するかで選び方が大きく変わる。

商用利用と著作権の判断基準

OpenAIの利用規約上、ChatGPTで生成した画像はユーザーに権利が移譲される。つまりブログ、広告、商品パッケージ、SNS、YouTubeサムネなど、商用利用は基本的に可能だ。別途料金はかからない。

ただし、「OpenAIが権利を渡す」ことと「第三者の権利を侵害しないこと」は別の話だ。生成物に他社の商標、ジブリやディズニーを想起させる画風、特定の著名人の顔、他社ロゴが含まれていた場合、外部公開した瞬間に侵害リスクが発生する。これはOpenAIの規約では保護されない。

実務上のルールはシンプルにできる。プロンプトから「◯◯風」「△△のような」という固有名詞ベースの指示を外す。生成後に有名キャラ・ロゴ・著名人に似ていないかを目視確認する。LINEスタンプ販売や商標登録など、第三者の審査が入る用途では、人の手で大幅に描き直す(20〜30%以上の改変)か、最終的に人間のデザイナーに起こし直させる。広告・商品・公式コンテンツに使うなら、生成画像は「完成品」ではなく「下書き」として扱うのが安全だ。

加えて、社内の機密情報を含む画像(顧客ロゴ、未発表商品の写真、社内組織図など)をアップロードする際は、契約プランのデータ取り扱いを確認すること。Team・Business・Enterpriseはデフォルトで学習非対象だが、無料・Plusは設定で明示的にオフにする必要がある。

よくある失敗と対策

一度使ってみてつまずくポイントはだいたい決まっている。プロンプトが抽象的すぎて「なんとなく綺麗だが使えない」画像が出る、文字が崩れる、キャラクターの顔が毎回変わる、指示と違う比率で生成される——この4つが大半を占める。

対策は一つずつ明確だ。抽象問題は「目的・媒体・スタイル・避けること」の4点をプロンプトに入れれば解ける。「オシャレに」「プロっぽく」は指示ではない。文字崩れは、生成後に「この画像の文字を『◯◯』に差し替えてほしい」と会話で追加指示すれば改善する。キャラクター一貫性は、1枚目の画像を毎回アップロードし直し「この人物と同一人物で」と指定することで精度が上がる。比率ずれは、出力条件に「1200×630」のように具体的な数字を入れる。

もう一つ、忘れがちな落とし穴がある。生成画像のファイルには、AI生成であることを示すメタデータ(C2PA署名)が埋め込まれている。SNSやプラットフォームによっては、このメタデータから自動的に「AI生成」のラベルが付く。隠したいと思うより、最初から「AI生成」と明記する運用の方が、信頼を損なわない。

習慣にする——次の一歩

画像生成が業務で定着するかどうかは、1週目にどれだけ使うかで決まる。今週発生する画像ニーズ(ブログ、SNS、社内資料)の中で、一番軽いものを1つ選び、ChatGPTで作ってみてほしい。外注やストック画像サイトに行く前の「叩き台」として使う——この位置づけから始めると、失敗しても失うものはない。

慣れてきたら、社内でプロンプトを共有するフォルダを1つ作る。「うちのブランドに合うアイキャッチ」「社内資料の図解」など、繰り返し使う型をチームで育てれば、属人化せずに品質が上がる。プロンプトは個人の技能ではなく、組織の資産として蓄積する。

次はプロンプト設計そのものを深く学ぶと効果が上がる。画像だけでなくテキスト生成の型も一貫するようになる。「AIプロンプトの作り方」でテンプレート集を、「ChatGPTの使い方」で全体像を補えば、画像生成もテキスト生成も同じ手つきで扱えるようになる。

講師

N

nihonAI.jp

AI × ビジネス日本語

10コース

業務の現場で即使えるAI活用法を、実践的なプロンプトとともに届けている。 敬語メール、議事録、報告書、資料作成——日々の仕事で効くスキルに特化。

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