ChatGPTの回答が劇的に良くなるプロンプトの型【コピペOK】
AIに役割、目的、条件、出力形式、参考情報を伝える基本パターンを学び、業務で再利用できるプロンプトの型を作ります。
- 悪いプロンプトと良いプロンプトの違いがわかる
- 業務用プロンプトの基本構造を作れる
- AIの回答を改善する追加指示を出せる
同じChatGPTでも、指示(プロンプト)の出し方で答えの質は大きく変わります。「メール書いて」とだけ頼むのと、「誰に・何のために・どんな条件で書くか」まで伝えるのとでは、返ってくる文章がまるで違います。
ネットには「深津式」「ゴールシーク」などいろいろな型がありますが、最初は1つの型だけで十分です。このレッスンでは、どんな仕事にも使える「4行の型(役割・目的・条件・形式)」を覚えます。
さらに、職場で効く「宛先と敬語の指定」、AIに逆に質問させるコツ、答えが微妙なときの直し方までまとめます。テンプレートはコピペできるので、自分の仕事で試しながら読んでください。
【役割】AIに立場を与える
最初に「あなたは〇〇です」と立場を決めます。「あなたは丁寧なビジネスメールが得意な営業担当です」のように書くと、言葉づかいや視点がその役割に寄り、ぐっと実務的になります。
【目的】ゴールを1つに絞る
「何のために」「誰に向けて」を書きます。目的があいまいだと、答えも平凡になります。「取引先に納期の遅れをお詫びし、新しい納期を伝えるため」のように、具体的に一文で書きます。
【条件】守ってほしいルールを並べる
実務でいちばん差が出るのが、この条件です。宛先(上司/取引先/社内)と敬語のレベル、長さ、含める要素を箇条書きで指定します。「300字以内」「謝罪→原因→新納期→再発防止の順」のように書くと、そのまま使える文章になります。
【形式】出力の形を決める
「箇条書きで」「件名と本文を分けて」「表にして」など、出力の形を指定します。形式を決めるだけで、コピーしてそのまま貼り付けられる答えになります。
【 】の部分を自分の業務内容に置き換えて、そのまま貼り付けて使えます。
01 どんな仕事にも使える「4行テンプレート」
使う場面:メール・要約・企画など、あらゆる依頼の土台にするとき
あなたは【役割:例)丁寧なビジネス文書が得意な担当者】です。 【目的:例)取引先に納期の遅れをお詫びし、新しい納期を伝える】ために、文章を作成してください。 # 条件 - 宛先:【例)取引先/上司/社内】 - 【例)300字以内、謝罪→原因→新納期→再発防止の順】 - 【例)堅すぎない敬語で】 # 出力形式 【例)件名と本文を分けて/箇条書きで/表で】 【入力情報】 (記入例:ここに元になるメモや文章を貼り付ける)
02 4行テンプレートを「お詫びメール」に当てはめる
使う場面:納期の遅れを取引先にお詫びするメールを作るとき
あなたは丁寧なビジネスメールが得意な営業担当です。 取引先に納期の遅れをお詫びし、新しい納期を伝えるためのメールを作成してください。 # 条件 - 宛先:取引先(今回が初めてのお詫び) - 「謝罪 → 遅れた原因 → 新しい納期 → 再発防止」の順 - 300字以内、堅すぎない敬語で # 出力形式 件名と本文を分けて出力 【状況メモ】 (記入例:部品の入荷遅れで1週間遅延/新納期は◯月◯日)
03 書き始める前に、AIに質問させる
使う場面:依頼の条件がまだ固まっていない、企画や相談のとき
あなたは企画づくりを手伝うアシスタントです。 これから【テーマ】について一緒に考えます。 # 進め方 - いきなり書き始めず、まず良い内容にするために必要な情報を、私に3〜5個質問してください - 私の回答を受けてから、本文を作成してください 【テーマ】 (記入例:20代向けの月額制〔サブスク〕サービスの企画)
・もっと簡潔に、半分の長さにして
・箇条書き(または表)にして
・前半はそのままで、結論だけ書き直して
・もっとやわらかい(丁寧な)言葉づかいにして
・専門用語を減らして、初めての人にも分かる言葉で
・具体例を1つ足して 一度で完璧を狙わず、これらを追加で送って、会話しながら仕上げるのがコツです。ゼロから作り直すより、直していくほうがずっと速く済みます。
指示が抽象的(「いい感じにして」)
役割・目的・条件・形式の4つを埋めます。抽象的な言葉ほど、AIは無難で平凡な答えを返します。具体的に書くほど、答えも具体的になります。
一発で完璧な答えを狙う
追加指示で直していきます。「もっと簡潔に」「表にして」「結論だけ書き直して」のように、会話で仕上げるほうが結果的に速く、質も上がります。
プロンプトに顧客名や社外秘を入れる
固有名詞は伏せます。「取引先X」「Y万円」のように置き換えてから貼り付けます。くわしくは次のレッスン「入れてはいけない情報」で扱います。
- 「役割・目的・条件・形式」の4つを指示に入れた
- 宛先と敬語のレベルを指定した
- 出力の形式(箇条書き・件名と本文など)を決めた
- 固有名詞や機密情報を、そのまま入力していない
- 答えが微妙なら、追加指示で直した
普段の業務に合わせて、メール作成・要約・調査用のプロンプトを1つずつ作成します。
プロンプトは日本語と英語、どちらが精度が高いですか?
日常の業務なら日本語で十分です。今のAIは日本語をよく理解します。言語よりも大事なのは、役割・目的・条件・形式をはっきり書くことです。
プロンプト自体をAIに作らせてもいいですか?
はい、とても有効です。「〇〇をしたいので、良いプロンプトを提案して」と頼めば、たたき台を作ってくれます。それを自分用に調整すると、型づくりが速くなります。
テンプレートはどこで手に入りますか?
このレッスンの4行テンプレートを自分のメモに保存し、使うたびに埋めるのがいちばん実用的です。無料版でも、よく使う型をメモしておけば十分に回せます。
今日から、AIに何かを頼むときは「役割・目的・条件・形式」の4行を意識してみましょう。慣れたら、この4行テンプレートを自分のメモ帳に保存しておくと、毎回ゼロから考えずに済みます。答えが微妙なときは、あきらめずに「もっと簡潔に」などと追加で直していくのがコツです。
無料レッスンは個人の実践。法人向けには社内導入の仕組みを提供します。
生成AI導入リーダーシップ・プログラムでは、管理者向けロードマップ、社内AI利用ルール、部署別活用設計、社員Activation Pathsまで含めて設計します。